海外旅行者向けに提供されている、釜山の観光スポットがお得に楽しめる「ビジット釜山パス」。
「本当にお得なの?」「英語とか韓国語とかあんまり話せないけど、ちゃんと使えるかな?」といった不安な気持ちを持たれている方も多いでしょう。
大丈夫です。この記事では、以下の内容について解説しているので、納得したうえで利用できます。
- 釜山パスの選び方
- 釜山パスの購入方法
- 釜山パスの使い方
- 釜山パスを使うメリット
お得な観光用パスを利用して、よりリーズナブルに釜山観光を楽しみましょう!
ビジット釜山パスとは
ビジット釜山パスとは、韓国・釜山の観光地をお得に楽しめる周遊チケットです。
釜山の主要な観光地が無料で利用できるほか、さまざまな提携店での割引が受けられます。
また、カードタイプのものは交通系ICカードとしても使えるので、WOWPASS(ワオパス)やT-Moneyカードを新しく作らなくても電車に乗れます。
【自分に合ったものを選ぼう】ビジット釜山パスの選び方
釜山パスには、以下の4種類があります。
パス |
金額 |
特徴 |
24H PASS |
55,000w |
・初めての利用から24時間利用可能 |
48H PASS |
85,000w |
・初めての利用から48時間利用可能 |
BIG3 |
45,000w |
・初めての利用から180日間の期間あり |
BIG5 |
65,000w |
・初めての利用から180日間の期間あり |
※2024年2月時点の情報です。
全てのパスで、カードタイプとモバイルタイプ(スマホアプリで管理できる)のどちらかが選択可能です。どちらも同じ値段ですが、カードタイプであれば交通系カードとしても利用でき、初めから3000w(約340円)がチャージされています。
金海国際空港から主要な駅(釜山駅・西面駅・南浦駅)までは片道2,200wくらいなので、両替するまでの間であればチャージ無しで利用可能です。
空港や他の引き換え場所(釜山駅や釜山観光ホテルなど)での手続きは必要ですが、手続きの面倒さを許容できるのであればカードタイプのほうがお得でしょう。
色々なところに行ける「24H/48H PASS」
「24時間/48時間パス」は、指定された時間(24時間または48時間)の間、対象36施設が無料、109カ所で割引が受けられるフリーパスのようなものです。
例えば、24時間パスを購入して初めて使用したのが4月1日9:00であれば、4月2日8:59までは施設ごとに入場料や体験料を支払う必要がなく、チケットカウンターなどにパスを見せることで利用できます。
ただし、料金を支払わずに済む無料施設は、対象時間内の利用が1回限りとなっています。
そのため、「ここは良かったから、パスを利用してもう1回行きたい」と思っても、新しいパスを買わない限り無料になりません。
回数限定で主要施設を訪れる「BIG3/5」
BIG3とBIG5は、対象施設の中から3つまたは5つの施設を選んで利用するBIGパスです。
施設はA・Bのグループに分けられており、BIG3であればAから1つ・Bから2つ、BIG5であればAから2つ・Bから3つ選べます。
- シティツアーバス
- 釜山エックスザスカイ
- ダイヤモンドベイ
- ホテル アクアパレス・ スパ&サウナ
- ロッテワールドアドベンチャー釜山
- 新世界スパランド
- スカイラインリュージュ釜山
など
- 釜山映画体験博物館 & トリックアートミュージアム釜山
- 国立釜山科学館
- 釜山タワー
- 甘川浪漫韓服
- 海雲台の海辺列車
- 松島海上ケーブルカー
- 松島竜宮吊橋
など
回数に限りはありますが、「行きたい施設が2〜5か所しかなく、時間を気にせず利用したい」という方であればお得に利用できるでしょう。
ビジット釜山パスの購入方法
ビジット釜山パスは、公式サイトまたは予約サイト(Klook、kkdayなど)で購入可能です。
両方ともパスの値段は変わりませんが、予約サイトを使用するとお得になる場合があります。
例えば、Klookというサイトでは、以下のような特典があります。
- アプリでの初回予約で10%割引のクーポンあり
- 会員からの紹介での500円のポイント付与 など
状況に応じて、お得なもので購入しましょう。
本記事では、公式サイトでの購入方法とKlookでの購入方法を紹介します。
公式サイトでの購入方法
公式サイトでの予約の流れは、以下のとおりです。
- 会員登録
- 購入したいパスを選択
- 購入画面へ(支払いはクレジットカードのみ)
- 購入完了
公式サイトは日本語バージョンも用意されており、比較的使いやすく作られています。
ただし、支払い画面は英語か韓国語または中国語でしか翻訳できないため、日本語で理解したい方には、予約サイトでの購入をオススメします。
予約サイトでの購入方法
ビジット釜山パスが予約できるサイトは、Klook・KKday・KONESTなど、いくつかあります。
今回は、アプリでの初回予約で10%の割引があるKlookでの購入方法を紹介します。購入の流れは以下のとおりです。
- Klookに会員登録
上記のリンクから登録することで、5000円以上から使用できる500円分のポイントがもらえます。 - ページ上部にある検索画面でビジット釜山パスと検索
- 購入したいパスを選択
- 購入画面へ
コードで「APP10TW」を記入すれば10%の割引があります。(アプリの初回予約のみ) - 購入完了
ビジット釜山パスの使い方
ビジット釜山パスの使い方は簡単です。
1.対象施設の受付で、ビジット釜山パスを提示
2.係の人がビジット釜山パスのQRコードの読み取り
3.無料になるアクティビティの体験が開始
私が行ったときには、対象施設には「VISIT BUSAN PASS」と書かれたのぼりが立っていたので、すぐに見つけられました。
各アクティビティによって体験できる内容が異なるので、公式サイトのスポット別ページで確認しておきましょう。
釜山Xザ・スカイ(展望台):入場料が無料
海雲台ビーチトレイン(観光列車):1往復チケットが無料
新世界スパランド(スパ施設):4時間分入場料が無料
ビジット釜山パスを使うメリット
ビジットパスを使うメリットとして1番大きいのが「お得に観光が楽しめる」という点です。
しかし、実際に使用してみると、「コミュニケーションが最低限ですむ」「予定外の観光地を見つけられる」といった2つの良さがあったので、あわせて紹介します。
【4000円以上もプラス!?】お得に観光できる
釜山パスは、お得に観光ができるものです。
私の場合は48時間パスを利用して、普通に施設を体験するよりも4,000円以上得しました!
利用施設 | 釜山パス利用しなかった場合 | 釜山パスを利用した場合 |
釜山パス代 | 0w | 85,000w |
釜山 X THE SKY | 27,000w | 0w |
スカイラインリュージュ | 27,000w | 0w |
ホテルアクアパレス | 30,000w | 0w |
新世界スパランド | 23,000w | 0w |
松島海上ケーブルカー | 17,000w | 0w |
合計 | 124,000w | 85,000w |
うまく使えば、旅行中の交通費分くらいは浮くので、ぜひ活用してください。
コミュニケーションが最低限ですむ
普通に各施設を体験しようとすると、英語・韓国語でのコミュニケーションが必要だったり、スマホで翻訳しながら手続きするなど、さまざまな面倒があるかと思います。
「ビジット釜山パスを持っていますよ」とアピールすれば、係の人が「ああ、それね!」といった感じで理解してくれるので、そんな面倒は最小限で済みます。
私自身、学校以外で英語を学んでおらず、韓国語はほとんど分かりません。うまく会話できるか不安だったのですが、難なく体験できました。
予定外の観光地を見つけられる
釜山パスの時間制パスが使える施設は、無料になるものだけでも36か所あります。
体験の種類はさまざまで、美術館や博物館といった芸術を楽しむものから、遊園地・ケーブルカーなどのアクティビティ系、スパのようなリラクゼーション施設まで幅広いです。
目当ての施設だけをお得に行くのももちろんいいのですが、「行きたい観光地の近くにあるから」「ホテルから近いし」といった理由で、予期していなかった観光地もついでに体験できます。
実際、私は観光で回っていたエリアが近かったので、「海雲台の海辺列車」や「ロッテワールド」にも足を運びました。ただ、チケットの引換時間や待ち時間の関係で体験はできず( ; ; )次回行くときは行きたい!
釜山パスで訪れるのがおすすめ!対象施設3選
最後に、私が訪れて「ここは良かった!」「思っていたよりも楽しかった!」という3つの無料施設を紹介します。
「ホテルが近い」「行く場所に近い」という場合には、ぜひ行ってみてください!
新世界スパランド
新世界スパは、韓国のサウナ「チムジルバン」が13種類、18種類の温泉などが楽しめる温浴施設です。
釜山パスを使うと、「4時間分の滞在、タオル、館内着」が無料になります。
日本のサウナよりも温度は低めでじんわりと体を温めていくため、「サウナは暑すぎるな〜」と感じる方でも入りやすいでしょう。
設備も新しく、どこも清潔感があったので、女性でも入りやすそうです。また、チムジルバン用の館内着を着るので、カップルや夫婦同士といった異性同士でも入れます。
スカイラインリュージュ
ロッテワールド釜山やロッテアウトレットモールなどの近くにある「スカイラインリュージュ」は、小高い丘の上からゴーカートのようなもので降下していく、ニュージーランド発のアトラクションです。
釜山パスでは2回分の走行が無料で、1回目と2回目で異なるルートを走れます。
ひらけた空間を風を切りながら進んでいく爽快感が半端なかったです!
寒い時期には防寒具必須(料金を追加して借りることは可能)ですが、夏場であれば涼しさを感じられるでしょう。
両手での操作が必要なので、自分での写真撮影はできません。ただ、ところどころにカメラが設置されていて、お気に入りがあれば選択して購入できます。
松島海上ケーブルカー
海面から高さ86m上空を走る「松島海上ケーブルカー」。
全長1.62kmという程よい距離を、影島などの釜山の雄大な景色を眺めながら遊覧できます。
釜山パスを使うと、1往復分が無料になります。
+5,000wを支払うことで、ケーブルカーの床が透明になり下の景色も堪能できるクリスタルクルーズへの変更も可能です。
ビジット釜山パスはこんな方におすすめ!!
釜山パスはお得に観光を楽しめるものですが、人によっては使わないほうがいいケースもあります。
- お得に観光したい方
- 複数の対象施設をすでに訪れるつもりの方
- 釜山に1泊以上する方
- 観光ではなく、ショッピングや飲食がメインの方
- 行きたい場所が限定されており、使用分が購入金額を上回らない可能性が高い方
- 何度も釜山に行っており、対象の観光地には行かない方
自分の釜山旅行プランがどのようなスケジュールで進むのかを確認し、その道中で使えそうかを判断してから購入しましょう。
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